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story

この室町界隈は、織物関連のお店が多く立ち並ぶ町です。

織物業界が近年の不況や、着物離れに伴う需要の減少等、会社が数少なくなっていく中で、​祇園祭を拠り所として、「織物の町としての場の力」を今も衰えず持ち続ける地域です。​その中にあって、この建物は、織物を販売する会社と、お住まいを同じくする「職住一体」の建物として40数年前に建てられました。1階が事務所、2階をショールーム。3階から上を住居として利用する、鉄筋コンクリート造の4階建の店舗併用住宅です。また、奥には木造2階建の離れがあり、1階と2階とで行き来ができるようになっています。

今回の計画は、若いご夫婦と生まれてくるお子様のために、2階部分を店舗から住宅へコンバージョンするというものです。また、40年という年月から、給水管や屋上防水、外壁のタイル貼りや塗装に老朽化が目立っていたので、今後の改修工事も視野に入れて、これらの部分にも手を加えて行きました。

また、造り付られていた既存の家具を、リフォームして新しい住まいに合うよう設え、建物の歴史が記憶に残るよう工夫しました。

before

after

showroom

wash room

UB

Staircase

living/

dining

bed room

WIC

kitchen

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